オフィスにおいて使用されるツールは、年々飛躍的な進歩を遂げています。常時持ち歩くことが出来る携帯性がありながら、様々なソフトウェアを使用できる柔軟性を兼ね備えるタブレット端末は現在、様々なオフィスにおいて採用が検討されるようになりました。今までであればお客様のもとを訪問する際には、必要となる資料や提案材料などを事前に印刷して持ち歩く必要がありましたので、常に数冊、場合によっては数十冊ものカタログを持ち歩くことが求められました。

しかしタブレット端末であれば、カタログのみならずその製品の写真や動画、より詳細なデータを集めた資料などを一つの端末に集めて管理することが出来ます。
これにより、お客様への提案や営業活動などは、非常に大きな転機を迎えることになりました。しかし一般的なオフィスにおいてはまだ完全に普及したとは言いがたい状態であり、お客様にとってもその導入においてどのようなメリットがあるのか、正確な把握は出来ていない状態であるといわざるを得ません。そのようなお客様に対してタブレット端末の導入を提案する際、非常に有用な道具となるのが「事例」です。

今までに同じような製品を導入したことのあるお客様の声を凝縮した事例は、まだ提案を受けたことのないお客様に対して「このようなメリットがあった」といったことを第三者の意見から提言することは、非常に大きな印象を与える効果を期待することが出来ます。ですが、事例制作を行う際にはいくつかの点に注意をすることが必要です。第一に、自社視点に偏らないことです。
事例の目的は、自社のアピールを行うことよりも、使っていただいた別のお客様の感想をお伝えすることです。自社の視点に偏重した内容では、その事例の信用性を損なってしまいます。第二に、別のお客様の声を正確にお伝えすることです。自社の都合に合わせて改竄をしてしまうと、当然それが露見した際、非常に大きな悪印象を与えることとなります。そして第三に、効果的な見せ方をすることです。文字の配置や文面の内容を整えることで、より効果的な事例制作を行うことが出来ます。

こういった様々な注意点を持つ事例であるだけに、事例制作を行う際には専門とする会社に委託することも効果的です。専門のスタッフとノウハウを擁する会社に事例制作を委託することが出来れば、非常に効果的な事例を用意することが出来るでしょう。