製品やサービスの魅力は、営業担当の提案力次第ではカタログやパンフレットといった商材を使うことで伝えることが出来ます。しかしながら、中には実際の使い方がイメージしづらかったり、同業他社の製品との違いが今ひとつ理解し辛い場合も、往々にしてあるものです。そんな際、お客様に提示することで「商品を使用するとどういった効果あるのか」といったことなどをわかりやすくイメージさせることが出来るのが、導入事例です。自社で作った製品の感想などの生の声を、実際に使っているお客様に大して取材を行うことでまとめるという作業が、事例制作です。
多くの事例があればそれだけお客様に安心感を感じさせることが出来ますし、大企業などの知名度ある事例があればそれに伴って信頼と実績をアピールすることが可能になります。このような事例制作はクラウドサービスのような、比較的最近になって注目され始めた分野の製品・サービスをお客様に提案する際にも非常に心強いツールとなります。
カタログやパンフレットなどを使って、クラウドサービスを採用するとどのような効果を期待することが出来るのか、またどのような準備が必要なのかかといったことを説明することは不可能ではありません。もしそのカタログやパンフレットを用いた説明の際、実際にそのサービスを導入している企業の、いわば第三者からの視点による意見があれば、お客様はより多くの情報から、サービスの価値を判断し、評価することが可能になるのです。
しかし、事例制作を行う際には様々な準備やコストがかかります。特に、実際に製品やサービスを使用してくださっているお客様とコンタクトをとり、自社の都合で取材をお願いするのですから、お客様とヒアリングなどを通して打ち合わせをし、取材を行い、原稿を書き上げて最終的な事例を完成させるまでは非常に長い時間がかかるという点には注意が必要です。
最近ではこの事例制作を専門に請け負う企業なども登場してきておりますので、状況によっては他社に依頼して事例制作を行ってもうらことにより、クオリティの高い事例を納品してもらうことが可能にもなってきています。場合によっては事例制作を他社に依頼するのも選択肢の一つとして上がってくるでしょう。