製品やサービスのメリットや強みなどをお客様に説明・提案する際には、今まではカタログやパンフレットを使用して説明することが一般的でした。
しかし、提案するものの種類によっては使い方や、既にある製品との違いが把握し辛かったり、実際にお客様がその製品・サービスを採用した際にどのような効果を期待することが出来るのかという点に関しては、提案を行う担当者の説明力・提案力によって伝えきれない場合もあります。そのような場合にお客様へ提示することで、実際に使ってみた結果や感想を伝えることが出来るのが、導入事例です。
この導入事例とは、以前にその製品・サービスを使った、提案をしている企業ではない第三者の生の声が詰め込まれています。多くの事例をお客様に提示することは、それだけ多くの方に認めていただいているという安心感を与えることが出来ます。
また、大企業などが採用した際の事例をお伝えすることが出来れば、それに比例して信頼や実績を効果的にアピールすることが可能になるでしょう。今では新たな提案ツールの一つの形として、事例制作が非常に注目されています。事例制作の際には事例をまとめたリーフレットなどを提示して提案することが多いですが、事例を動画に纏めて提案することも非常に効果的です。
リーフレットなどでは「お客様の声を、企業が自社にとって有利になるように解釈して伝えているのではないか」という疑念をもたれることが稀にありますが、動画の場合はお客様が自分で語る内容を撮影するわけですから、より信頼されやすく、安心感を強く与える事例制作を行うことが可能になるのです。
しかしながら印刷物での事例制作と比較すると、動画による事例製作は遥かに時間がかかりますし、コストもかかります。
撮影には専門の技術が必要となりますし、より高品質なものを作ろうと思えば、編集などにかかる時間もかなり長時間になり、特化したノウハウも当然ながら必要になってしまいますので注意と入念な準備が必要です。
最近ではこういった事例政策を専門に行う企業もありますので、場合によっては他者に依頼し、連携しつつ事例制作を行ってもらうことも選択肢の一つとしてあげることが出来るでしょう。